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惜しむ語録

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2006年11月18日
洗濯中の母

カツオの友達。

【選評】---------------------------------------

大学に落ちて浪人している息子を混沌とさせるのにこれ以上のやり取りはあっただろうか。
それは春先。受験に落ちたストレスとこれから始まる倦怠感の朝、けたたましい音を立てて親が洗濯物を干していた。
ラジオを聞きながら淡々と洗い物を干している母親が突然口を開いた。
というよりも明らかにおれに向かって言い放ち、そして明らかに別次元のやり取りが続いた。

「ナカジマ」

「え?」

「カツオの友達」

この問いかけの真意がわからぬまま呆然としてから、早10年である。


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